150回近く奈良で実施してきたマッスル鍋の歴史をひもとくコーナー「プレイバックマッスル鍋」。今夜振り返るのはちょうど5年前にあった「奈良オールスター鍋」です。
貧乏下宿大生が集まって奈良の冬を乗りきるために始めたマッスル鍋初期は、とにかく費用を抑えるために、業務スーパーなんかで具材を一気に揃えていました。
そこから、専門店を回って揃えてみようという話になったのは、マッスルコミッショナーが就活を控えた春のことでした。このときくらいから、マッスル鍋は単なる腹ごしらえから、奈良での思い出づくりへと目的が変わりつつあったように思います。
「奈良オールスター鍋」だなんてなかなか大げさなタイトルですが、このとき回ったのは下宿から自転車で行ける範囲のみでした。
#奈良オールスター鍋
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2016年2月19日
最初のエントリーはポン酢部門から。手貝町の向出商店より「宝扇 ぽんずしょうゆ」 pic.twitter.com/253MzMtNOQ
手貝町の向出醤油さんは、のどかな雰囲気の蔵が気に入っています。果実感の強いポン酢とはここで初めて出合いました。
#奈良オールスター鍋
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2016年2月19日
続いて豆腐部門からはご存知!きたまち豆腐がエントリー。「薫きぬこし・鍋用」高いッ! pic.twitter.com/HklGxTnhlD
ご存知きたまち豆腐さんは、当時後輩がアルバイトに入っていました。1丁の豆腐に300円出すのは勇気がいりましたが、これを初めて口にしたときのインパクトはこの日参加した面々の舌に残り続けていることと思います。
#奈良オールスター鍋
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2016年2月19日
精肉部門からは岡西精肉店の豚と手貝町鳥良のモモ肉がエントリー pic.twitter.com/XUZsGWKL1E
#奈良オールスター鍋
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2016年2月19日
単なる白菜ですが地のものです
お野菜部門は船橋通りより八百又。 pic.twitter.com/RI8kkZIEbN
足を使って集めた、それぞれの一番星。
いっぺんに煮込んで、食した後の満足感はこの上ないものでした。
今や専門店を回る買い出しはマッスル鍋では当たり前。当時からすれば毎日が「オールスター鍋」のようです。
岩屋商店街のあとは福良商店街。お風呂は無いけど鍋の具材は揃うのです🍲 pic.twitter.com/5jt5HH2azA
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2019年3月17日
そこから、奈良を飛び出し知らない街のお店を巡って鍋をする"鍋合宿"にもつながっています。地産地消とか食育うんたらかんたらとか意識高そうなことは置いといて、買い物の時点から鍋って楽しいんですよねえ。