新コーナー!!
9月に入って、気温が下がってきましたね。近づく鍋の季節にも向けて、マッスル鍋の本拠地・奈良県が誇る鍋の具材を積極的に取り入れながらウォーミングアップしてこうじゃないの、という趣旨です。
1回目はこれ。
桜井の森井食品さんから出ている国産はるさめです。この「ひょうたん」のパッケージは、奈良以外でも関西のスーパーであればそれほどレアな存在ではなく、ふつうに入手できると思います。
パッケージ裏面によれば、1937年にこのメーカーが日本で初めて、はるさめの国産化を成功させたそうです。すごいぞ奈良。
麺は原料由来か、切り干し大根みたいな色。それもフラットではなく、ぶつぶつ、ざらざらしています。一度冷凍してから乾燥させる製法によるものだそうで、このはるさめの特徴になっています。
さっそく、下茹でして投入。
思い切って入れすぎたのが原因で、全部食べきるまでの間、鍋の中で20分は煮え続けていたでしょうか。
普通のはるさめであればこうなるともはや手遅れで、ぷっつんぷっつんに切れてしまうところ、これは全然崩れている気配がありません。なかなか太くて、最後までズルズル食べられました!
麺は少し吸い込むだけでわんさか入ってきます。普通のはるさめ以上にブルブルで食感が面白く、のどごしもなめらかでした。
肝心の「味しみ」ですが、もはや出汁の香りごとしみこんでいるような感じです。はるさめではあまり経験のない、フレッシュで奥ゆきのある味わい。好きかも。
でこぼこの麺のおかげか、食感も味つきも、真っ白けのはるさめとは全然違いました。炒めものとか酢のものとか、鍋以外でもきっとおいしいです。