嘘やて言うてくれぎょっちー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツイッターのほうでは、ぎょっちーこと魚智水産さんの閉店告知をリツイートしたっきり、ずっと黙っていました。
まあ嘘かもしれんし。閉店からのパワーアップしてオープン!みたいな、壮大なぎょっちー劇場が始まったんや、くらいの感覚でおりました。
しかし、奈良から離れているうちにどうやらいよいよそれは現実になったようで、叫ばずにはいられなくなりました。
どんどん、僕たちの奈良が遠ざかっていく。
マッスル鍋のごく初期は、たまに餅飯殿のオーケストで買い出しをしていました。
コミッショナーが成人してまもない頃でした。当時オーケストに行けば終売近い「ふつうモルツ」、つまり「ザ・モルツ」になる前の白い缶がギリギリ手に入ったのです。
その時からオーケストの鮮魚はいつも品揃えがすごいなという話をしていて、何度か購入したこともあります。ほどなく、餅飯殿のほうに鮮魚店ができるというので喜んでいたのですが、その大将がオーケストからの独立と聞いたのはだいぶ後になってからでした。
しかしまさかこの奈良の街中に、昼は魚屋で夜は居酒屋になるお店が出来たことが何よりも嬉しくて、最初は夜営業のほうばっかり行ってました。お魚と日本酒のラインナップは言うまでもなく、鯛茶漬けとか五島うどんとか、食事もレベルが高くていつ行っても幸せでした。
ぎょっちーこと #魚智水産 さんでホッケをつつきながら第6シーズンを振り返りました。やっぱり鍋専用ルームがあるのとないのとでは違いますね。
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2019年5月4日
(酔っ払ってます。魚智さんに"ぎょっちー"なんてあだ名はありません。本当にすみません美味しかったです) pic.twitter.com/izB4RSslpr
ぎょち-る【魚智る】(動) #魚智水産 を満喫すること。「タピってないで―・れ」 pic.twitter.com/19nAQO9Xw7
— マッスル鍋 (@muscle_nabe) 2019年7月19日
本格的にお鍋の具材もお願いするようになったのは、鍋専用ルームを持ってから、真夏のマッスル鍋としてハモちりをやった時です。めちゃくちゃ暑かったけど、文句なしのハモを用意してもらえて大満足でした。
鍋のほうで忘れられないのは、第7シーズン開幕戦のブリしゃぶでしょうか。実はこの日、秋鮭を入れて石狩鍋でもしようかと思っていたのですが、店頭に半端ない量のブリがあって、たまたま格安で譲ってもらえたのです。
切ってもらった後のこのビジュアルは、居合わせた他のお客さんたちを大いにビビらせてしまい、知らないうちにツイッターにも画像が出回って「いったい何人前なんでしょうか……」と震撼のリプライが行き交う事態となりました。半分くらいを刺身で、もう半分をしゃぶしゃぶで、食べても食べてもまだまだある嬉しさをかみしめたものです。
大きなはまぐりを買って、いい出汁が取れたこと。居酒屋営業のとき謎のお姉さんと仲良くなって、3人でバー・フィディックさんに乗り込んだこと。奈良で初めて味わった仙鳳趾の牡蠣にガッツポーズを繰り返したこと。マッスル鍋は魚智水産さんでおいしいものと出合って、学んで、たくさん思い出を作ってきました。
そのへんのスーパーだけに頼って、ここまでうちの鍋に豊かさが生まれたでしょうか。それは、このお店に通っていたみんなの食卓にも同じことが言えるはずです。海なし県でひときわ輝きを放っていた、どこにもない魚屋さんだったと思います。
ほんまに、これからどうしよう。正直まだまだ閉店を受け入れられないでいます。
(3月7日追記)
顛末はよう分からんのですが、どうやらぎょっちー営業再開してるっぽいです。嬉しい!早く奈良に戻りたい。