muscle_nabe’s blog

奈良と鍋を愛するマッスル鍋の公式ブログです。

キタとミナミ

お寒うございます。マッスル鍋もここしばらくは感染症にビビって鍋の集いをしていません。各々ひとり鍋で安全に年を越しましょう。

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さて、今シーズンはすでに2回、出張マッスル鍋を終えています。女子大北側のCafe TranQuiloさん、花園新温泉向かいのゲストハウス西村邸さん。「きたまち」と「奈良町」、旧市街のキタとミナミの両方にお邪魔しました。

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トランキーロさんではおでんと地酒を。

マッスル鍋的・鍋に合う酒ランキングトップの「春鹿 旨口四段仕込」をはじめ、日本酒好きには間違いないラインナップを揃えました。

居酒屋メニュー風ポスターの「ハンドグリップ」と「アブローラー」は完全に遊びです…。照明を落とした会場には平成ポップスが流れ、唯一無二のカオスな空間となりました。

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西村邸さんでは、奈良町で手に入る具材を集めた寄せ鍋と、ゴールデンラビットビールとの「奈良町オールスターコラボ」に。

ここをお借りしたのは初めてです。どこを撮っても写真映えするし、向かいは銭湯だしで最強の会場です。伝統的な日本家屋なのでよく風が通り、ある意味換気対策もばっちりといえるでしょう。

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まだまだ奈良で楽しいことをしていきたいのですが、さすがに今は耐え忍ぶときかと。活動再開までしばらくお待ちください。ひとりでも鍋食えよ!風呂入れよ!ちゃんと寝ろよ!!

しいたけ

本日から、マッスル鍋のロゴが新しくなりました。

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先代からDONABE STATIONはそのまま引き継ぎつつ、まるーくなりました。

某コンビニから、某ゲーム機にパロディ先を変えたのかと言われそうなので先に弁解すると、このシンボルは「しいたけ」です。

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なぜ、しいたけなのか。

鍋の基本はお出汁です。しいたけも、出汁取り要員で入れられたりする具材ではあるけど、他の具材と一緒に煮ることで、しいたけ自身も鍋の水分を吸ってすごく美味しくなりますよね。

周りのために行動したつもりが、実は自らにもいいことが起きていた。そんな鍋のしいたけのような関係性を大事にしていきたいという思いを込めたわけであります。

 

……無理やりなこじつけでした。

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4年前、秋華祭出店のタイミングで登場した先代ロゴは、あやふやな集まりだったマッスル鍋に自然な一体感をもたらしてくれました。マッスル鍋が大卒とともに散らず、継続的にやれているのも、このロゴが顔となり、それが安定した土台を作ってくれていたからに他なりません。

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先代で使っていたオレンジ色は、これまでありそうで無かった和文ロゴタイプに引き継がれました。

今夜の開幕戦から、第8シーズンが始まります。この冬も楽しいことをたくさんやれたらと思います。

奈良で餃子を持ち帰る

年がら年じゅう餃子ブームな私たちもあんまり気にしたことがなかったんですが、「奈良で餃子」といえば、それも生を持ち帰るなら、どこなのか。

思えば「餃子のざ」も「貘貘」も奈良市内からは無くなってしまいました。どっちも好きやったなぁ。

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ストリートビューでは生き続ける貘貘

分からないのなら片っ端から試せばいい。そんなわけで、奈良市内で生or冷凍の餃子を持ち帰ることができるお店を探せるだけ探してみました。マッスル鍋メンバーの実食レポートとともにどうぞ。

1.MYP食品 冷凍 大和肉鶏餃子

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1軒目。新大宮に着く直前の電車から見えるあそこです。近頃は餃子バーなんかも始まって、奈良の餃子専門店としての存在感が高まっているように思います。

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いろいろ種類がある中で、大和肉鶏餃子を選択。冷凍15個入りで600円です。さすがは肉屋さんの餃子、一口めで鶏汁(?)が押し寄せてきました。タレは別売りです。

2.吉冨 ひと口餃子

言わずとしれた西大寺の人気店です。持ち帰りメニューはこのひと口餃子だけで、生でも焼きでもOK。生であれば、電話しておけば午後3時半くらいからでも受け取れます。10個500円から。

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とにかくザックザク。そしてニラが強いです。ニンニクはそこまでキツく感じませんでした。まあまあ酸っぱめの、専用のタレが付いてきます。これがよく合います。箸の止まらなさで言えばナンバーワンでしょう。

3.よし次 冷凍餃子

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3軒目。神殿からちょい南へ、プライスカットを超えた先にある餃子屋さんです。持ち帰り用窓口があって、土日祝は午後2時から買えます。冷凍は7個で250円。

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ちょい焼きすぎた

少し小さめで、ほろっとするような薄皮が特徴。野菜みが強い餡はトロトロでシャキシャキです。辛めのタレつき。しつこくない優しさが魅力かも。

4.オークワ 自家製餃子

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スーパーで買える餃子の中では抜群に旨いといわれるオークワの餃子も焼いてみました。しっかりめの皮。マイルドな中にニンニクのパンチを感じる餡。20個入で300円を切る安さ。コスパの面では間違いないでしょう。

5.髙田屋 松阪豚餃子

残念ながら、閉店されてしまったようです。美味かったんですが…。悲しい。

一条の「くるみの木」に近いところにある「松阪豚」を扱う肉屋さんです。ここのお肉で作られる餃子が人気なんだとか。

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なんでも、生産量が限定的で、お店の入り口に「餃子あります」の紙が貼られていれば入荷済みの合図。ジッパーに入った、いかにも手作りな感じで渡されます。20個で550円。タレは付きません。

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皮はパリふにゃ、餡は細かめ。たしかに豚肉らしい甘みが強く、ニンニクもなかなかしっかり効いています。使っているものは上等でありながらも、馴染みやすさというか、ホームメイド感のあった餃子でした。

6.木子梨 焼き餃子

すこーし前に餅飯殿にオープンした中華屋さんのテイクアウトです。とにかく持ち帰りメニューの種類が多く、餃子目当てでなければ間違いなく迷っていたでしょう。

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立ち寄ったのは午後8時前。お店の人に言えば冷凍餃子を持ち帰らせてくれました。いろいろ値引きやらおまけやらを頂き、「17個で1050円」となりましたが、定価は分かりません…。タレなし。

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揚げてもいけそうなくらい分厚くてもちーっとした皮に、粗く切られた具が詰まっています。厚皮なゆえ、両面しっかりと焼く必要があります。

噛んだ瞬間、小籠包のような激熱の汁が飛び込んできてびっくり。ニンニクは控えめでした。向こうの餃子って食べたことないけどこんな感じなんでしょうかね。饅頭みたいで、腹持ちがよさそうです。

7.北新地ぎょうざ家 奈良船橋通り店 生餃子

2021年8月、船橋通りの「クッピラ」さんの跡に入った大阪のフランチャイズです。夜は奈良の商店街でもひときわ暗い通りですが、21時過ぎまで生餃子を持ち帰ることができます。

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カウンター席ではいろんな居酒屋メニューが出されているようですが、持ち帰り対応はノーマルな餃子と焼売、唐揚げのみ。焼きでも注文できます。餃子は6個入りからで、生12個だと853円(箱代税込)でした。

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手包み感のある皮は焼くとパリもち、餡はシンプルですが肉肉しいです。タレと一緒にスダチ酢がついてくるのがポイントで、一気にさっぱりします。スダチと塩なんかでも美味しくいけそう。餃子自体にあまり香味野菜の主張がないので、いろんな調味料を試したくなります。

食べ比べてみると、奈良の餃子もなかなかバラエティが豊かです。それゆえ「どこなのか」の結論は出ていないまま。それにまだ試せていないものもあるので、追って書き足していけたらと思います。

マッスル鍋的お酒の選び方 ビール編

たまには登場しておかないとということで、お久しぶりです、マッスルコミッショナーでございます。

 

先日の大正湯の記事はたくさんの方に読んでいただけてありがたい限りです。

サブコミッショナーさんの文章は引き込まれるものがあって、それだけで旅情を感じられた人も多かったと思います。

 

旅から日常に戻り、長い梅雨が明けあつい夏が始まったところで、先の旅行ではずっと酒を飲んでた酒飲みクソ野郎こと私の方からお酒の話を少し。

 

文字ばかりで読みにくいのでさらっと流し読みしていただけたらありがたいです…

 

鍋をするにしてもなににしても、一緒にいただきたいのがお酒ですね。

特にあつーいこの時期はキンキンに冷えたビールを飲むのが最高です!

 

というわけで、唐突ですが、マッスル鍋に登板する大手4社のビールランキング〜

 

第1位サッポロ黒ラベル

第2位キリンラガー・一番搾り

第3位アサヒスーパードライ

第4位プレミアムモルツ

 

です。なお統計は取ってません、

私の感覚です()

 

神泡で大人気なプレミアムモルツですが、マッスル鍋にはあまり登板機会に恵まれていません。

今でこそ凝った鍋を作るようになったマッスル鍋ですが、よく作る鍋は出汁で煮てポン酢で食べるあっさりした鍋です。

プレミアムモルツのような香りの強いビールだと、鍋の味に勝ってしまうように感じるのです。洋風の鍋などする時にはいいと思います。

 

同じサントリーで言うと、ちょっと前まであった普通のモルツはよく鍋の際飲んでました。

あちらは味はしっかりしてるけど、香りがプレミアムモルツと比べると穏やかでした。鍋にも合って飲みやすかったです。

今でも居酒屋とかだとたまに見かけますね。

 

逆に4社では1番あっさりなスーパードライですが、あっさりゆえに3位にランクイン。

夏の暑い日に甲子園球場で飲むスーパードライは最高!(阪神ファン)ですが、冬に鍋を囲むときには少し物足りなさを感じてしまいます。

 

2位キリンラガーと一番搾り、二つ挙げましたが飲むのはほとんどキリンラガーです。

ラガーは苦味が強めでキリッと、一番搾りは穏やかな苦味でスッキリって感じに思います。

よくあるアサヒとキリンラガーの瓶のあるお店にいくと、必ずキリンラガー選びます。

 

さて、映えある(?)第1位はサッポロ黒ラベルです!社会人になってお金に余裕が出てからはかなりの頻度で飲んでます。ふと目につくと手に取ってしまう、そんなビールです。コクとキレと苦味、ビールの良さを全て兼ね備えたビールだと思います。

 

最近はサッポロラガーの缶を良く見かけます、あれも良いですね。サッポロラガー、赤星の瓶は大衆酒場の味ですねぇ、缶でもその風情を感じられます。こっちではあまりお目にかからなかったのでありがたいです。

 

とまあこんな感じです。

マッスル鍋の面々はしっかり・どっしりした味のビールが好きという感じです。

うーん、鍋したくなってきた〜飲みたくなってきた〜

 

それでは〜

プレイバックマッスル鍋 2017.11.3 #82「第5期開幕スペシャル」

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初めて、奈良で鍋をしなかった日。

この回はある意味、マッスル鍋にとってとても重要な、歴史に残る位置づけと言っていいでしょう。


マッスル鍋の始まりは奈良の大学生の下宿部屋からでした。が、始まって4年が経ったこの年、コミッショナーをはじめ首脳陣は下宿を引き払って大学を卒業。しかも、みんな県外でバラバラに働き始めてしまいます。


ふつうの学生サークルであれば、誰か後輩に引き継がない限り、この段階で自然消滅に向かうでしょう。休みがなかなか合わず、集まれる場所もない。もはやこれまでなのか…。

 

マッスルコミッショナーは、全く諦めていませんでした。家族が留守になるタイミングで、大阪の実家にみんなを呼び、第5シーズンの開幕を宣言したのです。それがこの回。久しぶりにいつもの面々が集まりました。

 

 

だんだんと寒さが増していく時期。「やっぱり、鍋はいいね」。誰もがこの時、みんなで鍋を囲むことの楽しさを改めて感じたはずです。

 

 

そしてこのシーズンに鍋合宿がスタート。さらに翌シーズンは鍋専用ルームがオープンしました。マッスル鍋が新しいステージへ向かっていく、そのきっかけが生まれた一夜でした。

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(さばふぐ美味しかったです)

延岡・喜楽湯の思い出

2014年の夏というのは、なんでか本州ではあまりスカッと晴れない日が多かった印象です。その頃、学生の私は初めて九州の地に足を踏み入れ、南へ行くほど天気が良くなることになんだか嬉しくなったものでした。


18きっぷ日豊本線はなかなか退屈な旅路でした。1日数本の難所「宗太郎越え」をクリアした先の延岡で宿をとり、夜が近づく中を少し歩いた先にその湯はありました。

喜楽湯さん。ここが私に、生まれて最初の「旅先銭湯」を経験させてくれた浴場です。

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見事なまでに時が止まった浴室はしんと静まりかえり、コポォンと桶を置く音が広がって、外のセミが声を出して逃げていきました。ここで見たもの、感じたことひっくるめて全部、成人を迎えたばかりの私には相当に強烈でした。さみしい。けど温かみがある。奈良の街みたいやななんて思いました。

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何年かして会社員になって、あちこち出張で訪れても、結局は素敵なお風呂屋さんの有無が、不公平にもその街に対する印象を決めてしまいます。延岡は遠いけど、リピートする意志のある街のひとつなのは間違いありません。

喜楽湯さんは営業時間を縮めながらも、まだまだ現役で湯をわかし続けているようです。この季節に紫色の夕焼けを見ると、番台で流れていた「ニュース7」のテーマとともに、青の世界の記憶が戻されます。

 

※施設内撮影は当時許可を得ています

プレイバックマッスル鍋 2019.8.17 #117 「大マッスルそうめん」

こんにちは。唐突な新コーナー「プレイバックマッスル鍋」のお時間です。今回はだいたい1年前にあった、マッスル鍋初のそうめん回を振り返ってみましょう。


暑かろうがガンガン鍋をしていた私たちでしたが、この1ヶ月前にやった「真夏のマッスル鍋」があまりにも暑く、次からもうそうめんでええやんとなった、歴史的な回です。

別に流すわけでもなく、ただただそうめんを大量に食うだけの夜に、9人も集まってしまいました。

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用意したのはコンビニで買ったそうめんの余りと、新しく用意したちょい安めの三輪そうめんの2種。どうせ一緒やと思ってごっちゃに茹でた結果、食感の違いがありすぎて驚愕。三輪さん、すみませんでした。

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他にも、マッスルコミッショナー発案の「茄子の揚げ浸しそうめん」だとか、温かい「ヤマトポークにゅうめん」なんかを啜っては宮川大輔並みの「うまい」を連発。最後は恒例(?)の「佐保川花火大会」で締めくくり、マッスル鍋らしい真夏の夜のひとときを過ごすことができたと思っています。願わくば今年もやりたかった。